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11月7日 東京都交響楽団 フレンドシップコンサート 2


冒頭の両国国歌。
オーケストラの充実した響きに驚かされ、コンサートへの期待がいやがうえにも高まりました。


プログラムの第1曲というのに、外山雄三の「ラプソディー」は非常に熱い演奏で、
最後の八木節の部分では、副コンサートマスターの山本氏が乗りに乗って起立して弾き、
コンサートマスターのランさんもつられて立ち上がっていました。
次のクアンの「ラプソディー」でも、管楽器、打楽器など生き生きした表情が聴けました。


後半のチャイコフスキーの交響曲第5番では、クラリネットの序奏に続く、
朗々と力強いチェロによる「運命の動機」に感心し、
以降快適なテンポによる歯切れのよい演奏で、快い緊張感に最後まで包まれました。


チャイコススキーの交響曲には、第一、第二ヴァイオリンが掛け合う箇所が多々ありますが、
マエストロがヴァイオリンを左右に配置されることで、
その効果が十分に引き出されていたと思います。


都響のメンバーに触発されたのでしょうか、
VNSOのメンバーも普段以上の力を発揮したと感じます。
彼らにとっても、非常に学ぶところの多い演奏会だったのではないでしょか。

(ハノイの音楽評論家Sさまより)

by OperaHouseinHanoi | 2010-11-14 17:59 |  ・行ってきました! ご報告  

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